MA memo

日々の記憶を忘れないうちに。

Le vent se lève, il faut tenter de vivre

一泊旅行へ。定宿のホテルは中国語が飛び交っていたけど、相変わらずの上質なサービスだった。あの池のある掛け替えのない空中庭園と建物はいつまで持つだろうか。切ない大事なものほどその瞬間を愛しまないと失われてしまうのだ。大切な昔からの友人も同じ。昨日は少しだけ暑かったけど激しい南風に煽られた落ち葉に何度も頬を打たれた。今朝は一変して氷の寒さ。光と影の交錯。ほろ苦い慰め。

Le vent se lève, il faut tenter de vivre...

大好きなあなたへ

クールでへそ曲がりで、一見ぶっきらぼうなクセに、寂しがり屋さん。

大切な人ほど厳しくするのはいいけれど、度が過ぎるのはねえ。

それで一体何を確かめているのかしら..

 

こちらが軽く自然に慰めて欲しい時に、言葉をかけるのを躊躇してしまう。

まあそれもあなたの魅力のひとつではあるのだけど..

 

あなたが恋しいな。

北関東の哀しみ..

仕事で今日初めて埼京線に乗った。東京暮らしが34年になるが、埼玉県にはご縁がなかった。新宿から僅かに一時間の距離なのだが、何だか息苦しいのだ。

 

何処かの何かに似た場所。申し訳ないが貧乏くさい、東京が良い訳ではないのに、その惨めなコピー..

日本全国多少はそうなのかもだけど、近い場所での限りない地方性って、何だか救いようがなく、物悲しい。

酔っ払い

美味い酒程水に近いものになるって、吉田健一が言っていた。

確かに、酒には弱い自分もそう思う。

 

昔は高価なワインを喜んでご馳走になっていた。

ラターシュの高貴さ、モンラッシェの蜂蜜の豪奢..

 

今はなんでもいい。

 

お酒の効果って、どうしようもなくゆっくりした時間を消してくれる所にあると思う。

 

常に充実した時間を!なんて、どうかしているのだ。

大抵は消し去ってしまいたい時間を持て余すのが、普通人なのだから..

 

最近はTVのせいでもないけど、ウヰスキーかな。

ニッカのは、本当に美味しいと思う。

詩篇 121

I lift up my eyes to the mountains—
    where does my help come from?
My help comes from the Lord,
    the Maker of heaven and earth.

 

茫然として山の向こうに目をやる。

結局、助けは其処からしか来ない。

 

その覚悟と神への信頼。

 

未来は霧の中..でも意思さえあれば、全て善きものに

変わるのだ。選択ではなく決断をこそ!

 

 

日常性

身だしなみを整え、バリッとした服を選び、靴にも気を遣い、颯爽と歩く。

食べ物は栄養価のある最小限のものだけ。

 

洗濯もしっかり。猫達の世話も..

 

1人っきりでいるのは大切な義務だし、それなりの緊張感と矜持が要る。

牽制してくれる人がいないとき、自分をしっかり保つのはとても困難な自由..

 

そういう時は風邪もひかず、不思議な援助が遠くからも来る。

21世紀を生き抜くのは、効率化でも合理性でも、勿論お金でもない。

理想でも目標でも努力でもない。

 

生きることが、生きることを癒す、全ての始まりなのだと思う。