MA memo

日々の記憶を忘れないうちに。

2014-01-01から1年間の記事一覧

前途遼遠

果報は寝て待て。これはたぶん脳天気でいいよ、って意味ではない。 意外に深い意味があると思う。 唯じっと待っていたら、苛々して早く結果を知りたくて、たぶん墓穴を掘ることになる。 ボンヤリ寝てしまえるくらいの余裕があればどんなことにも耐えられるし…

嵐を呼ぶ…

2011年の3月3日に日帰りの予定で札幌に行った。でも大雪で空港が閉鎖になり、日帰り出来ず一泊せざるを得なくなった。しかも、熱があったのに行ったので帰ってから数日寝込んだし。まあ、この1週間後の震災を思えば、そんなことは大した話ではなかっ…

台風の湯河原

こんな台風の日に思い出すのは、湯河原の石葉に泊まった時のこと。 湯河原は箱根や熱海に比べて地味で静かな所だが、昔から行ってみたかった場所。 部屋は離れの観月庵。名前のとおり月見台のある気持ちの良い部屋だった。 着いて明日葉茶と一緒に出された金…

秋晴れ、そして日曜日の朝

自分の為に書くのか、誰かを想定して書くのか。 何を書きたいのか、何が目的なのか。 そもそも書くべきことがあるのか。 たまにはそういう分析とか図式化とかは必要だろう。 でもやはりそういうのは苦手だ。 確かなのは自分が今ここに存在していることだけな…

納骨式

久々の秋晴れ。湿度も低い。昨夜の雷雨が嘘のよう。 夏は中途半端に去ってしまった。 今日は母の納骨式。骨の破片たちはもう物質だから 象徴的な意味しかないのだけど。 いつか自分も収まる場所。 核家族の寂しさは記憶の共有が途絶えてしまうことだ。 学生…

夜明け前

ずっと前、静岡のつま恋に泊まった時 夜明け前に目が覚めた。 だだっぴろい施設だったので散歩に出た。 三十分位歩いたらプールの側に来た。 当然開いているはずもなく、柵を乗り越えた。 ちょっと危険だったけど、服を脱いで全裸で泳いでみた。 ヘビの子供…

鮨菜和喜智

美味しいものといってもだいたい味が想像できてしまって、 「すごく美味しいんだよ!」と言われても、 「あぁ、ほんとに美味しいね!」で終わることがほとんど。 でも、こちらのお鮨は食べたことのない美味しさでした。 特に印象に残ったのが秋刀魚を藁で炙…

みえ田

もう何年も前にある人と初めてのデートで行ったお店。 カウンターだけの落ち着いたお洒落な和食屋さん。 たぶん緊張して何も食べられないだろうと思ったけど、 目の前に板前さんがいるし、なによりとても美味しかったのでしっかり食べたなぁ。 ミシュランに…

ホントに疲れた時

レバニラ炒めを食べる。もちろん自分で作って食べる。 レバー150g、韮一束(多過ぎ!って言わないでね、レバーは食べやすい大きさに切る、韮は5cm幅位に切る)に対しニンニク、生姜好みの量をみじん切りしたものに醤油大匙2、酒大匙1を合わせて、レバーに…

世迷言

女は真空を内に秘めている。 生き物は発生途上で最初は女として生成される。 生き物は無駄をしない。先日話題のホヤは幼生で動き回るときは 脳を持っているけど定着すると脳を維持するコストが不経済なので、 脳を食べてしまう(吸収するだろうけど)すげー…

禁断の昼ビールと見果てぬ夢

暑い!のでエビスの青いやつ。 昼間のビールってどうしてこんなに美味しいのだろう。 でもお酒にはとても弱いので一缶だけ。 久し振りに数学の本をぱらぱら眺めていた。 Springer のLecture Notes in Mathematics 114 H.Jacquet ・R.P.Langlands Automorphic…

Self-Portrait

起伏に富んだ山奥で生まれたので、そういう所が好き。 ホントは海辺もいいのだけど、今は比較的アップダウンが多い郊外の街に住んでる。 樹木に囲まれてるおかげで真夏でもほとんどクーラーを使わなくていい場所。 感情の起伏は激しい方。けど基本は内気。 …

Summer Snow

以前真冬に小樽に行って泊まったことがある。 その日は朝から大雪で列車ダイヤが乱れていた。 雪が降り続く海沿いを走る列車は まるで海の上を走っているようだった。 宿にチェックインする前に静かに降る雪を払いながら 夏なら賑わうだろう街を歩いた。 老…

寡黙と饒舌

おしゃべりな人はあまり好きじゃない さりげなく寡黙な人がいい。 話すのが得意じゃないのに 言葉を選んで懸命に話してくれる時の うつむいた無防備な額が好き。 目を逸らされるのは嫌だけど ぐっと見つめられるのも わざとらしくて笑ってしまう。 大抵の人…

夏の余市へ

初めて余市のニッカウヰスキー北海道工場へ。 札幌駅から余市まではJRで小樽で乗り換えて1時間くらい。 余市駅からは歩いてすぐのところにある。 広い敷地内にウイスキーの蒸留所や歴史館、 竹鶴とリタの住まいなどが見学できます。 有料の試飲カウンター…

木曜日

一目会いたくて、日帰りで行った。 朝8時の飛行機で。 帰りは4時過ぎのフライト。 そういう頃もあった。 何年も前の7月の木曜日。 情熱なんてものではなかった。 湿度のない夏に一瞬憧れた。 でも空港って場所が好きだったから、なんとなくね。 駅での別れよ…

記憶の彼方

記憶は確かに曖昧なもの。自分が無意識に選択したもので作られる。 だから嫌な事は覚えていない。昔行った熱海の旅館ももう存在しない。 総檜の内風呂の底が抜けていて、出てくお湯より沢山入れて何とか入った。 可笑しくって二人で笑った。例えばそういうこ…

記憶にとどめておきたいけれど。

思い出せなくなる日がいつか来るかもしれないので 行ったところ、食べたもの、見たこと、感じたこと、 アルバムのように綴っていく。